こんにちは。ABC Kids World の中村 香奈子です。
お子さまの英語やピアノの習い事について、保護者さまからよくいただくお悩みのひとつに、
「家でどんなふうに声をかけたらよいかわかりません」
というものがあります。
「練習しなさい」と言うと嫌がってしまう。
「宿題やったの?」と聞くと不機嫌になってしまう。
でも、何も言わないとそのままになってしまう。
そんな時、どんな言葉をかけたらよいのか、迷われる保護者さまはとても多いと思います。
まずお伝えしたいのは、お家での声かけは、完璧でなくて大丈夫ということです。
毎日理想通りに声をかけることは、なかなか簡単なことではありません。
保護者さまもお忙しい中で、お子さまのことを思うからこそ、つい強い言葉になってしまったり、あとから「言いすぎてしまったかな」と感じたりすることもあるかもしれません。
けれど、保護者さまがすべてを背負い込まなくても大丈夫です。

ご家庭での声かけで大切なのは、「きちんとやらせること」よりも、お子さまが次の一歩を踏み出しやすくなることだと思っています。
たとえば、
✖「練習しなさい」ではなく、
〇「まず1回だけやってみようか」
✖「全部やりなさい」ではなく、
〇「今日はここだけやってみようか」
✖「間違ってるよ」ではなく、
〇「今のところ、もう一度ゆっくりやってみようか」
✖「ちゃんと読みなさい」ではなく、
〇「今日はこの1行だけ反復してみようか」
このように、少しだけ言葉を変えることで、お子さまの受け取り方が変わることがあります。
子どもにとって、「やらなければいけない」と感じることは、とても重く感じられることがあります。
でも、「これだけならできそう」と思えると、少し動き出しやすくなります。

英語もピアノも、力がつくまでには時間がかかります。
昨日できたことが、今日はできないこともあります。
何度練習しても、なかなか定着しないこともあります。
保護者さまから見ると、もどかしく感じられる場面もあるかもしれません。
そんな時こそ、できていないところだけでなく、小さくできたところにも目を向けていただけたらと思います。
「昨日より少しスムーズに読めたね」
「その音、きれいに出せたね」
「ここまで一人でできたんだね」
「難しいところなのに、やってみたね」
「今日は1回でも向かえたことが大事だね」
こんな風に、お子さまの小さな成長を言葉にしてあげることで、お子さまの中に「少しできた」「またやってみようかな」という気持ちが育っていきます。
反対に、
「なんでできないの?」
「何回言ったらわかるの?」
「ちゃんとやりなさい」
「先生に怒られるよ」
という言葉は、お子さまの気持ちを固くしてしまうことがあります。
もちろん、つい言ってしまうこともあると思います。
ただ、もし少し余裕がある時には、それらの言葉を次に進みやすくなる言葉に置き換えてみていただけたらと思います。
お子さまによって、合う声かけはそれぞれ違います。
励まされると頑張れる子もいれば、静かに見守られる方が安心できる子もいます。
「ここだけやろう」と具体的に言われると動き出せる子もいれば、自分で選ばせてもらうことで前向きになれる子もいます。
ですので、声かけに一つの正解があるわけではありません。
大切なのは、お子さまが「責められている」と感じる言葉ではなく、「応援されている」と感じられる言葉を少しずつ増やしていくことだと思います。

「今日も少し向かえたね」
「一つできたね」
「また先生と一緒にやってみようね」
そのような言葉だけでも、お子さまにとっては大きな支えになります。
英語やピアノを通して、できなかったことに向き合う力、少しずつ続ける力、そして「できた!」という経験から生まれる自信を育てていけたらと思っています。
お家での声かけに迷われた時は、どうぞ一人で抱え込まずにご相談ください。
お子さまの性格や今の様子に合わせて、どのような声かけが合いそうか、教室でも一緒に考えていきたいと思っています。
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